明日に迫ったONE167シッティチャイ対野扖の試合予想をしていきたいと思います。
選手紹介⚡️
まずはざっくりと経歴を紹介していきたいと思います。
シッティチャイ・シッソンピーノン🇹🇭
- 戦績170戦以上
- 元GLORYライト級王者
- 元ルンピニースタジアムウェルター級王者
- 現ONEキックボクシングフェザー級3位
言わずも知れた70kgの外国人キックボクサーの中でもレジェンドの1人。キック、ムエタイなどで11回もの世界チャンピオンに輝いており、当時70kg世界トップを誇っていた団体GLORYでは6回もの防衛を果たし、あの日本人70kgトップの海斗に勝利したベスタティにも勝利している。2020年からONEに参戦しており群雄割拠のONEフェザー級において現在3位に君臨している。ムエタイルールではあるが70kg世界トップの実力者タワンチャイにも判定2-1で勝利している。ONEのフェザー級キックボクシングワールドグランプリではタイフン・オズカン、ダビット・キリアに勝利し決勝に進んだがチンギス・アラゾフに判定負け。今年1月の武尊対スーパーレックの前座で6度目の対決となったマラット・グレゴリアンに3RKO負けで、現在キャリア初の連敗中ではあるが世界トップの実力者である事に変わりは無い。この復帰戦で勝利してタイトル線戦に向けて上位陣にアピールできるか楽しみである。

野杁正明🇯🇵
- 60戦49勝(25KO)11敗
- 第2代K-1スーパーライト級王者
- 第2代K-1ウェルター級王者
固いブロッキングからプレッシャーをかけ、相手の急所をピンポイントでつく攻撃は穴がなくスイッチしながらパンチ、蹴り共に殺傷力抜群。2016年に当時王者のゲーオ・ウィラサクレックに負けたものの、翌2017年にはゲーオ・ウィラサクレックにリベンジを果たしK-1スーパーライト級のベルトを獲得。2018年にはウェルター級に転向しジョーダン・ピケオー相手にフィジカル差を感じるような負けを経験。その後徐々に体を作っていき2022年にはK-1ウェルター級王者を獲得し2階級制覇を達成。同年に行われたTHE MATCHではSHOOT BOXINGの絶対王者海斗相手に1Rに拳を骨折してしまった影響もあるのか延長判定負け。その後はより世界の強豪との対戦を望み70kg近辺の契約多重でK-1で2試合連続1R KO勝ち。K-1で相手がいなくなったことから満を持してONE参戦。初戦でいきなり強豪シッティチャイとの戦いになるがここをクリアして最短距離でチンギス・アラゾフの持つベルトに向けて、マラット・グレゴリアンやスーパーボンとの戦いへ進めるのか注目です。

勝敗予想
展開から言うと、野扖がいつも通りスイッチしながらガードをあげてジリジリと詰めていくことが予想されます。シッティチャイはいつも通りジャブと左のミドル、ハイ、左ストレートでポイントをピックアップしていくことが予想されます。
よくグレゴリアン対シッティチャイを引き合いに出して野扖が勝つんじゃないかと言われてるのをよく見ますが、私の見解では野扖とグレゴリアンのプレッシャーをかけてどんどん手数を出していくスタイル自体は似ていると思いますが、身体の強さの強さそのもののフィジカルに差があると思うのでシッティチャイが捌き切ってしまうのではないのかと思います。今回はリングではなくケージなこともあると思いますが野扖が端に詰めていきながらもシッティチャイがうまくサークリングしながら左ミドル、左ストレートを当ててポイントをとっていくと思います。野扖が攻撃を捌く感じではなく受けながら前に前進するタイプなのでポイントでは不利か。野扖が勝つとすると端に追い込んだ時に左ボディや膝でKO勝ちないしダウンをとって明確にポイントを取る必要だと思います。
以上の理由をもちまして私の予想はシッティチャイの判定勝ちを予想します。
個人的には野扖に勝ってもらってグレゴリアンやスーパーボンとの戦いや、武尊と一緒に日本人2人でONEのベルトを巻く姿が見たいのでこの予想を覆して野扖に勝ってほしいと思います。
是非明日朝9時から始まるONE167をU-NEXTで見られますので、武尊のライバルロッタンや70kgムエタイ最強のタワンチャイの試合もあります。ぜひ見ましょう!

