6月8日(土)に行われた野扖🆚シッティチャイについてお話ししていきたいと思います。
試合
ラウンドごとに解説していきたいと思います。
1R
お互いミドルキック、ローキックで探り合いから入る。野扖のローキックが走っている。野扖がいつも通りガードを上げて圧力をかけて金網ぎわまで押し込んでいくが、シッティチャイがテンカオ、前蹴り、ジャブともう一歩詰めたい野扖を突き放す技の引き出しが多い。ラウンド後半にはシッティチャイが右アッパーからの左ストレートを当ててこのラウンドの見せ場を作った。
自分の採点は10-9でシッティチャイ
2R
1Rと全体的な流れは同じで詰めて近い距離にしたい野扖と離して中間距離で戦いたいシッティチャイの構図。シッティチャイは右のジャブ、ショートアッパーと小さいパンチがうまいくてなかなか中に入らせてもらえない。野扖もラウンド終盤には右ストレートで見せ場は作ったがラウンド全体を見るとシッティチャイか
自分の採点は10-9でシッティチャイ
3R
1、2R通して野扖が徹底してプレッシャーをかけ続けたことで、シッティチャイもスタミナが切れてきたか、このラウンドで仕留めたい野扖が前へ出て詰めていくもシッティチャイのジャブが細かくヒットする。後半ばててきたシッティチャイに野扖が詰めるも今度はうまく組み放し、シッティチャイのジャブやアッパーなどのボクシング技術と距離感が光った。
自分の採点は10-9でシッティチャイ
結果は3-0のユナ二マスディシジョンでシッティチャイの勝利
まとめ
試合を通してシッティチャイのボクシング技術、距離感が光った。ただ野扖も世界の強豪相手にも同じ圧力をかけていく戦い方ができて苦しめられたことは収穫で、負けはしたものの世界との距離はそう遠くないことはファンも本人も実感できた。本音を言うと個人的には今やっているK-1の70kgトーナメントで野扖を見てみたい気持ちもあるが、長らく骨のある相手とやらせてもらえなかったこともあるし今の契約の問題もあると思うので、これからの野扖の這い上がっていくストーリーを見ていきたい。復帰戦はダビット・キリアやタイフン・オズカンなどの王者クラスより少し落ちる相手と見てみたい。
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